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第9世代対応 超大型ガラス基板搬送用ロボット
「アルティス SJ120C」を市場投入する

2005年11月17日
株式会社不二越

 ナチ不二越は、自動車市場で培ってきた大型・重可搬ロボットの技術とノウハウを活かし、フラットパネルディスプレイ市場において、一段と大型化するガラス基板を高速かつ正確に搬送するクリーンロボット「アルティス SJ120C」を開発し、市場投入する。
                        *第9世代:2,800×2,400mm

1.ナチ不二越のロボット事業の特長
  • 大型・重可搬ロボットにつよみ
    当社は、工作機械や機能部品事業で蓄積してきたメカニカル技術、制御技術のつよみを活かし、自動車のボディーのスポット溶接用、搬送用ロボットなど大型・重可搬ロボットの分野で、世界トップクラスの性能とマーケットシェアをもっている。とくに、ボディー1台分を丸ごと搬送する「SC700」(700kg可搬、世界で当社のみ)は、自動車メーカーの車体生産ラインのフレキシブル化・生産性の向上に、大きく寄与している。
  • 社内でアプリケーション技術を蓄積
    社内の工具、ベアリング、油圧機器、特殊鋼などの各製造ラインにおいて、生産性・品質の向上をねらいに、自社製ロボットの導入をすすめている(現状150台→300台へ)。そして、社内活用で蓄積したノウハウ、アプリケーション技術をカスタマーへ提供し、多様な作業工程のロボット化に貢献している。
  • 大型ロボット専用工場を新設
    自動車やフラットパネルディスプレイ向けの大型ロボット市場の拡大を見据えて、2005年6月に、クリーンルームを備えた大型ロボット専用工場を新設した。これにより、大型ロボットの生産台数を月300台から400台へと高めている。
2.フラットパネルディスプレイ市場の動向
  • 薄型テレビをはじめとしたデジタル家電の普及により、液晶パネルの市場がひき続き拡大する。
  • 生産性の向上とコストダウン(歩留まりの向上)をねらいに、ガラス基板は大型化がすすむ。
    最適サイズ:第6世代(37inch)→7世代(46inch)→8世代(52inch)→9世代(57inch)
  • ガラス基板搬送用ロボットに対し、より大型で、より高速・正確に運ぶことが求められる。
3.アルティス SJ120Cの特長
  • 第9世代の超大型ガラス基板の搬送に対応(世界最大の120kg可搬を実現)
    当社は、ガラス基板搬送用ロボットとして、これまでシリーズ化してきた第5・6世代対応の「SJ25C」、第7世代対応の「SJ80C」に加え、今般、第8・9世代対応の「アルティス SJ120C」を市場投入する。
       *2005国際ロボット展(11/30〜12/3 東京ビッグサイト)に出展予定
    今後のガラス基板の一段の大型化に対応し、可搬重量を世界最大の1アーム120kg(2アームで210kg)とすることにより、第9世代の超大型ガラス基板の搬送を可能にした。
  • リンク型(本体屈伸型)の機構を採用
    • 旋回部が上腕部のみのため、動作速度が速く、搬送サイクルタイムの短縮を実現。
      回転速度:180゜/秒 昇降速度:1,050mm/秒
    • 旋回動作による周囲の空気の乱れを最小限に抑える。
    • ガラス基板の上方にロボットの駆動機構がなく、ゴミの発生・付着がないクリーンな環境を維持。
      クリーン度:フェデラルスタンダード209D クラス10対応
      (米国規格で、ISOクラス4と同等)
  • 高精度な位置決めを実現
    オブザーバー制御による振動抑制と、独自開発の低たわみ水平アームやたわみ補正システムの採用により、高精度な位置決め(位置決め精度±0.2mm)を可能にした。
    *オブザーバー制御:ロボットの姿勢、動作をシミュレーションして、振動の発生を予知し、抑制する制御システム
  • 高い信頼性
    ライン停止が許されない自動車分野で採用している寿命(オーバーホール周期)予測システムや、トルク考慮加減速などの機能を付加し、信頼性を大幅に向上させた
    *トルク考慮加減速機能:重力や遠心力を考慮して、最適な加速・減速を行なう制御機能
4.販売計画
  • 販売開始:2005年12月から
  • 販売目標:250台/年
以上
問い合わせ先 (株)不二越 ロボット事業部・企画部
TEL 076-423-5135(直通)
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