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世界標準超硬エンドミル
「GS MILL」シリーズにラフィングタイプを拡充

2006年4月11日
株式会社不二越

 株式会社不二越と住友電工ハードメタル株式会社は、協同開発商品「GS MILL」シリーズの第4 弾として、金型や機械部品などの溝・側面を高能率に粗加工する「GS MILLラフィング」を開発し、4月21日から発売する。

 不二越と住友電気工業(現、住友電工ハードメタル)は、1999年に工具事業について包括的な業務提携を行ない、商品開発から製造、販売・サービスまで、広範な分野で協力関係を深めてきた。とくに、商品開発面で大きな成果をあげており、協同開発商品は今回で18品目となる。

1.世界標準超硬エンドミル「GS MILL」シリーズ

 材料・コーティング、設計・生産技術面における両社のつよみを融合した「GS MILL」シリーズは、金型や機械部品の高能率加工を可能にし、高いコストパフォーマンスを実現する。とくに、金型加工用としては、世界標準のエンドミルとして、国内外の市場で高い評価を得ている。
 今回「GS MILL」シリーズに追加、拡充する「ラフィング」タイプは、標準タイプ、ロングネックタイプ、ハード加工用に続くシリーズ第4弾であり、金型などの加工ラインにおいて、粗加工から仕上げ加工まで、「GS MILL」シリーズでフルサポートが可能になる。

2.「GS MILLラフィング」の特長
  • 独自のシミュレーション解析技術を活かし、金型などの粗加工に最適な外周ニック(切刃)形状を採用。 切削抵抗を大幅に低減し(従来比30%減)、従来の超硬ラフィングエンドミルに比べ最大1.5倍の送りスピードを可能にした。
  • 平滑性を高め、摩擦抵抗を半減した独自のコーティング「GSコート」を採用。 切り屑排出性を高め、刃先や被削物の切削熱を放出することにより、従来比約3倍の高能率加工を実現。
  • 高温硬度とじん性に優れた超微粒子系超硬合金を採用。 耐チッピング性を改善し、従来比約2倍の長寿命化を実現。長時間の連続加工においても高い信頼性を発揮。
3.用途、売上目標など
  • 用途:金型、機械部品等の溝・側面粗加工
  • 被削材:軟鋼、炭素鋼、合金鋼、プレハードン鋼、ダイス鋼(〜50HRc)
  • 寸法範囲:φ6.0〜φ12.0mmまで7サイズ(φ1.0mm飛び)
  • 売上目標:GS MILLラフィング 2億円/年 GS MILLシリーズ全体 20億円/年(両社合計)
  • 発売開始:2006年4月21日
以上
問い合わせ先 (株)不二越 機械工具事業部(工具)
TEL 03-5568-5260(直通)
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