先輩社員紹介 ロングインタビュー

挑戦できる環境で
自ら提案する喜び。
コミュニケーションで
人と部署を連携する

2015年入社 経営学部 
経営学科卒

工作機事業部 
東日本工作機営業部

Intoroduction

  • 2015年に株式会社不二越へ入社したU.Aは、東日本工作機営業部に所属しています。

    学生時代からチームワークの大切さを感じてきたU.Aは、社内でも人と人との間に立ち、潤滑油のような役割を果たしています。

    常に新しいことに挑み続けるU.Aが、仕事に対する思いや印象に残るエピソードを語ります。

アメフトからオーケストラへの転向。チームで物事を成し遂げる魅力

  • 不二越で工作機営業を担当しているU.Aは、根っからのスポーツ少年です。小学校ではサッカー、中学・高校はアメフト部で活躍していました。

    しかしU.Aは、大学でオーケストラ部に入部します。楽器についてはまったくの素人で、演奏経験もなし。なぜそのような行動を選択したのでしょうか。

    U.A 「何か新しいことをしたいな、と思ってオーケストラを選びました。オーケストラは、いろいろな楽器がひとつの音楽を作りあげるので、体育会系でのチームプレー経験を活かせるのではないかと考えたんです。担当はパーカッションを選びました。

    当初、パーカッションのパートには4年生の先輩ひとりしかいませんでした。先輩が卒業する前に一人前になろうと決め、わからないことはとにかく自分から質問をしていましたね」

    アメフトでもオーケストラでも人一倍練習したというU.A。授業の合間を見つけては練習を重ね、演奏の下支えをする存在になっていきます。

    体育会系から文化系への転身は一見共通点がないように思えますが、チームで戦うことと、オーケストラとしてひとつの音楽を作ることは似ているのだとU.Aは語ります。

    U.A 「昔からチームで何かをすることが好きだったんです。大会で勝利を目指すことと同じように、『こういう音楽を作りたい』という目標に向かってみんなで練習をし、演奏をする一体感が好きでした」

    就職活動においても、チームで動けるような仕事がしたいと考えたU.A。受注から生産まで、連携してつくりあげていく製造業に惹かれ、不二越と出会います。

    U.A 「経営学部だったので、金融系に進む人も多かったんですが、決められたルートには魅力を感じなかったんです。6年間続けたアメフトからオーケストラに転向したのも同じ理由だったんですが、人とは違った、新しいことに挑戦したい想いがありました」

    選考を進める中で、自身が通学で使っている阪急電車にも、不二越のベアリングが使われていることを知ったU.A。

    部品一つでも、世の中に欠かせない重要なものに携わることに魅力を感じ、不二越への入社を決意します。

あと半月足りない!メキシコへ出向き自ら納期を調整

  • 不二越に入社し工作機事業部調達課に配属されたU.Aは、工作機械の部品の種類や製造工程などを学び、2016年に生産管理課へ異動します。

    生産管理は、営業が受注してきた案件に対して、受注から出荷までの日程計画を立てて各部署と調整し、納期に遅れないように管理するのが主な仕事です。

    U.A 「機械の設計をして図面を出したあと、その図面に基づいて調達課が部品を調達します。その後、機械部門の組立に部品を渡す、という流れです。関係部署すべてが連携を取る必要があるんですが、連携がうまくできていない部署もあったので、生産管理を担当する私が中心となって調整していました」

    部署間の連携をスムーズにすることを常に考えていたU.Aは、ホワイトボードの活用を思いつきます。

    U.A 「電話で次の部署に伝えることはできていましたが、実際に目に見えない状態では、全体感がわかりにくい。そこで、製品ごとにホワイトボードの掲示板を作り、問題点などが一目でわかるように『見える化』したんです」

    U.Aは、チームの調整役としていろいろな人のところに足を運び、コミュニケーションを取りながら、ホワイトボードへの書き込みを依頼して回ったといいます。

    U.A 「中には寡黙な職人気質の方もいらっしゃるので、世間話をして距離を縮めながら、新しい施策を試してもらえるように依頼しましたね。そんなことを繰り返しているうちに、だんだんみんながホワイトボードを活用してくれるようになったんです。そうすると、なにか問題が起きても素早く対処できるようになり、結果的に納期遅れの撲滅につながりました」

    自分なりにチームのことを考え、行動してきた彼らしいエピソードがもうひとつあります。それは、メキシコ現地での調整業務です。

    U.A 「メキシコに工場を持つお客様からの設備工事の案件でした。作業がある程度進んだ段階で、営業担当者から1カ月の納期短縮の依頼が入ったんです。日本側で部品の調達などを行った結果、半月までは短縮することができました。ですが、どうしてもあと半月が足りなくて。

    自分がやるしかないと思い、直接メキシコに行って、作業担当者とお客様との間に入って要求を取りまとめました。無事に1カ月の納期短縮に成功したときは、本当に嬉しかったですね」

    お客様や作業者から「ありがとう」の言葉をいただくと共に、U.Aは自身の成長も実感していました。

本意に寄り添う仕事。営業で見えてきたお客様の気持ちとやりがい

  • 生産管理で3年ほど経験を積んだ後、U.Aは東日本工作機営業部に異動。現在担当している業務は、新規設備提案や、設備改造提案、部品案件です。

    U.A 「基本的には既存のお客様が営業対象の中心です。また、常に最新のニーズを取り込むべく、新しいお客様の開拓も行っています。実際に接する方々は、設備を取り扱う専門の方ばかり。私なりに勉強してきたつもりだったのですが、異動当初はまったくわからないことだらけでしたね。専門用語の知識だけでなく、機械の構造についての知識の差もあるため、自社工場とすり合わせながら進めています」

    製造業では機械を丸一日動かしているので、加工時間をいかに短縮できるかが非常に重要です。時には営業担当者の提案によって、加工時間の短縮につながる事例もあるといいます。

    U.A 「お客様が希望する仕様よりもう少し良い仕様ができる、とご提案したことがあります。お客様の想定を上回るような仕様に賛同いただき、結果として加工時間の短縮につながり、喜んでいただけました。自分から提案してお客様の成功に貢献できる点が、大きなやりがいですね」

    U.Aは、お客様とお話をする中で、本当の課題点が何かを明確にし、解決方法を考えながら提案しているといいます。

    「このような仕様にしたい」と言われた際もただ丸呑みするのではなく、実際のところ何が目的でその仕様にしたいのか、を引き出すように心がけています。

    U.A 「生産管理を担当していたときは、お客様の意図がなかなか見えない部分が正直ありました。しかし、営業をしていると『なぜこういう製品が必要なのか』『何に使われるのか』など、具体的な背景が見えてくるんです。そういう意味で、全体を俯瞰して見ることができているな、という実感がありますね。営業に来たからこそ得られた経験だと思っています」

失敗を恐れず行動をするためには、応援してくれる環境が必要

  • 不二越の魅力は「いろいろな事業部と連携を取りながら作業ができる点」だと、U.Aは語ります。

    U.A 「工作機械を提案するにしても、工具も提案できるし、製品を搬送するロボットも提案できる、というのは他社にはない強みだと思います。また、当社の社員は、どのような問いかけをしても温かく対応し、丁寧に応えてくれる人が多いんです。だから、コミュニケーションが取りやすいですし、非常に仕事がしやすい環境ですね」

    不二越が製造するのは、工作機械、工具、ロボット、軸受、油圧機器など多岐にわたります。今後AIやIoT関連のニーズ増大が予測される中、U.Aはそうした変化も常に前向きにとらえています。

    U.A 「時代のニーズに対してどういう製品が必要なのか、今はない製品であっても『こういうニーズがある』という情報はやはり知っておきたいですね。自分の提案が新たな製品化につながる情報源になったらいいな、と日々考えながら仕事をしています。とは言え、営業2年目なので、まずはひとりでしっかり提案できるようになることが現在の目標です」

    入社当時の自分自身を振り返り、「積極的に行動すること」が自分の成長につながる、とU.Aは感じています。

    U.A 「私は、製造業界についてまったくわからないまま入社しましたが、なにごとにも積極的に取り組み、成果を出せるようになりました。

    どんな案件でも失敗する可能性はあるので、正直怖いな、と感じることもあります。でも、実際に動いてみないと、どうなるかはわかりません。『とりあえず動いてみる』という勇気が大切だと思っています」

    また、挑戦をしたい気持ちがあるならば、後押しをする社風かどうか見極めることも大切なのだと言います。

    U.A 「不二越にはチャレンジできる環境も風土もあります。だからこそ自分も、前のめりに成長ができたと感じています。

    今後入社してくる後輩たちにも、未知の領域に不安を持つのではなく、興味・関心を大切にしてほしいですね。最初のうちはわからないことだらけだと思いますが、自分から積極的に質問したり、働きかけていったりすれば、周りはきっと協力してくれます。

    自分からアクションを起こせば、得られることも多いんじゃないでしょうか」

    周囲に支えられながら成長を続けてきた、U.A。

    今後も旺盛な好奇心を原動力に日々新しい知識・経験を吸収し、自ら行動を起こしながら前進を続けていきます。

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