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説明会資料

ブルームバーグTV インタビューメモ (2005年7月26日)

2005年11月期中間決算の概要と通期の見通し、今後の事業戦略について
5月中間決算と通期見通しについて
 5月中間決算は、出来すぎの面もあるが、売上・利益とも、前年同期実績・当初計画に対して、増収増益となった。産業機械分野という裾野が広く、多彩な市場において、当社の複合・連環型の技術が認知され、独自のポジションを築いている。公表した通期予想では、資源インフレの影響などのリスク要因を少し高めに織り込んだ。「固め」の計画ではあるが、最低限の必達計画としてとり組んでいく。
設備投資は当初計画比で増額になったが
今期の設備投資計画は135億円。当面は、100億円を超える水準を継続し、2007年までの3年間で、計画に比べて3割増の400億円ていどになる見通し。自動車と産業機械分野の需要は予想以上に大きく、各カスタマーは、すでに2007,2008年をターゲットに事業・設備投資計画を打ちだしている。ニーズに応えられるよう、一段と力をつける必要がある。
必要な人材をどう確保しくていくか
当社は、即戦力、いわゆるタレントを持つ人を随時戦力採用という形ですすめている。今年の採用数は、新卒とあわせて国内グループ全体で250人。来年以降もこのペースをつづける。
  生産工程すべてを人でカバーするのではなく、自社製のロボットを積極的に導入する。現在、社内には150台のロボットが稼働するが、最低300台、できれば500台に引き上げ、生産性の改善と品質の向上をはかる。
来期以降のとり組みについて
中期経営計画「ナチビジネスの展望」(2003年秋策定)では、2006年度の経常利益100億円をマイルストーンとして掲げていたが、1年前倒しで達成できる見通し。今、2005年度をベースに、向こう5年間2010年までの新中期経営計画を論議しており、年内に発表できる予定。「マシニング」「機能部品」「マテリアル」という3事業のシナジーを活かし、安定した利益成長をめざす。
株主還元策・配当政策について
利益のブレで配当水準を上げ下げするわけにはいかない。陸上・棒高跳びのブブカ選手は、世界記録を1cm刻みで35回も更新している。当社もこれに習い、着実にレコードをつくっていく。過去最高益に一服することなく、もう一度、足もとを固めて、機会損失をつぶしていく。