IR情報

株主の皆様へ

株主の皆様には平素から格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

2021年11月期(2020年12月1日から2021年11月30日まで)の事業の概況についてご報告いたします。

経営環境

当期における当社グループをとり巻く環境は、経済活動の正常化が進み、日本・欧米などの先進国経済の持ち直しが続くなど、総じて緩やかな回復基調にあります。一方で、新型コロナウイルス感染症の再拡大や世界的な半導体不足による自動車の減産、中国経済の減速懸念などにより、依然として先行きの不透明な状況が継続しております。

事業の経過ならびに成果

このような状況のもと、当社グループは、ロボット事業を核に、工具、工作機械、ベアリング、油圧機器、そして特殊鋼事業をあわせ持つ総合機械メーカーとしての特長を活かし、ユーザーのものづくりに寄与する新商品の開発や技術提案などにより、受注・売上の拡大にとり組んでまいりました。また、収益の改善に向けて、需要の変動に柔軟に対応する生産体制の構築、合理化などを進め、さらに、中長期的な脱炭素・EV化をはじめとする産業構造の変化を見据え事業全般の構造改革を推進してまいりました。

以上の結果、当期の連結売上高は、自動車や建設機械分野に加え、産業機械・市販分野での需要が回復したことにより、2,291億円と前期に比べ14.0%の増収となりました。このうち、国内売上高は1,167億円(前期比11.8%増)、海外売上高は1,123億円(同16.3%増)であります。利益面につきましては、売上・生産の増加による操業度の改善に加え、昨年来実施してきた自動化・合理化による生産性の向上、内製拡大、業務の効率化による販売費・一般管理費の節減など、トータルコストダウンの効果を取り込み、営業利益は147億円(同2.1倍)、経常利益は144億円(同2.6倍)、親会社株主に帰属する当期純利益は99億円(同4.1倍)となりました。

配当金

期末配当金につきましては、収益の状況、今後の事業展開を勘案し、1株につき100円とさせていただきました。

今後のとり組み

今後の事業環境につきましては、足もとでは、新型コロナウイルス感染症の再拡大や半導体不足の影響が残るものの、自動車・産業機械・建設機械・市販分野ともに需要は概ね緩やかに回復していくことが予想されます。一方で、脱炭素社会の実現に向けて、当社の主要な事業領域である自動車分野においては、本格的なEV化に向けたとり組みや事業再編が加速し、さらに、ものづくりのDXの進展や、SDGsをはじめとした社会・環境問題への対応など、当社グループをとり巻く環境は大きく変化しております。

当社グループといたしましては、ロボットをはじめ多彩な事業・技術・生産ノウハウを有する独自性を活かし、新しいビジネスチャンスを創出してまいります。そして、営業・サービス、製造・調達、研究開発の各面で体質を強化して、市場の動き・ニーズを捉え、全部門の技術を連携・結集した商品・サービスを拡販し、また、自動化・合理化により生産性を向上させていくことで、業績の一層の向上に努めてまいります。そして、事業活動を通して、環境・社会・ガバナンスなどの課題にとり組み、持続的な企業成長を目指してまいります。

株主の皆様をはじめ関係者の皆様には、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2022年2月

代表取締役社長
坂本 淳

代表取締役会長
本間 博夫