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ニュースリリース

高機能次世代型超硬ドリル
「アクアドリル底刃付き3フルート」を発売

2006年11月29日
株式会社不二越

 株式会社不二越(本社:富山県富山市、代表取締役社長:井村健輔)は、好評を博している「アクアドリルシリーズ」のラインアップを拡充し、12月1日より高精度超硬ドリル「アクアドリル底刃付き3フルート」を発売致します。
 今般、発売を開始する「アクアドリル底刃付き3フルート」の特長は、次の通りです。

○アクアドリル底刃付き3フルートの特長
(1)エンドミル同等の下穴矯正能力

エンドミルと同様に先端に底刃を施行しました。これにより鋳抜き穴のような中心が定まらない加工物に対して、高い位置決め能力があります。従来、鋳抜き穴に対しては芯ずれ矯正のためエンドミルで位置決め加工後リーマ仕上げ加工を行っていましたが、本ドリル1種類での工程短縮が可能になります。

(2)リーマ以上の仕上げ精度を10倍の加工能率で

リーマ級の加工精度で好評を博している「アクアドリル3フルート」の設計・製造技術を踏襲することにより、リーマ加工以上の穴径精度・真円度・円筒度、そしてリーマ以上の仕上げ面精度が得られます。リーマと異なり、ドリルのようなバックテーパがついていますので加工速度はドリルと同等、すなわちリーマの10倍の送り速度での加工が可能です。

(3)リーマの10倍以上の耐久性

耐熱、耐酸化性を向上させた新アクアコーティングにより、連続加工を行っても穴径の変化は3/1000mm程度で安定しています。 リーマは、外周部バックテーパが無く、また、食いつき部だけが切削に関与するため、数百穴で寿命になりますが、本ドリルは数千穴と一桁上の寿命を達成しました。

○用途、売り上げ目標など
  • 用途:機械部品(軟鋼・低炭素鋼〜中・高硬度55HRC)・金型材・プレハードン鋼などの
       下穴矯正、鋳鉄部品の鋳抜き穴仕上げ
  • 寸法範囲:φ3.0〜φ12.0まで9サイズ(他中間サイズは受注生産)
  • 売上目標:年間1億円(発売開始後1年間)
  • 発売開始:2006年12月1日
以上
問い合わせ先 (株)不二越 機械工具事業部(工具)
TEL 03-5568-5260(直通)
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