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ニュースリリース

2021年3月18日

小型ロボットシリーズのラインナップを拡充

1.小型ロボット市場の拡大

世界的な少子高齢化、労働人口の減少や人件費の高騰を背景として、ものづくりの現場では、人手不足の解消や生産性向上などを目的として、ロボットによる自動化ニーズが拡大している。

とくに、電機・電子や一般産業機械分野では、小型ロボットの導入が本格化している。

2.当社のとり組み

当社は、2013年の世界高速・軽量コンパクトロボット「MZ07」の発売を皮切りに、小型ロボット市場へ本格参入。以降、「MZシリーズ」のラインナップ拡充に加え、ウィングスライサー型ロボット「EZシリーズ」や、協働ロボット「CZ10」を開発し、全世界で小型ロボット市場の深耕にとり組んできた。

今般、自動化ニーズがますます高まる電機・電子、一般産業機械分野をターゲットとして、スカラロボット「EC06」とコンパクトロボット「MZ12H」を市場投入する。「EC06」は、「MZシリーズ」と共通のシリーズの制御装置を使用し、ロボットの組合せが容易で、当社ユーザーの利便性を向上する。

今後も、小型ロボットをはじめ、シリーズ・ラインナップを拡充し、また、ロボットを組み込んだ多様なシステム・アプリケーションを構築して、お客様のあらゆるFA化ニーズに応えていく。

3.新商品概要

(1) EC06

①.狙いの市場・ニーズ

 電機・電子分野:IoT化や5G対応に向け、ロボット導入が本格化

②.特長

a.豊富なラインナップ

  最大可搬質量6kg(定格3kg※)で500mm・600 o・700mm の最大リーチが異なる3機種をラインナップ。お客様のものづくりの現場に最適な機種の選択が可能。

b.高速・高精度動作

  軽量化と高剛性を両立した設計で、クラストップレベルの高速・高精度動作(位置繰返し精度±0.02mm)を実現し、お客様の生産性向上に貢献。

c.スマートなケーブル引き回し

ec06

  先端軸の中空構造により、ロボット本体から各種ツールまでの配線・配管の引き回しを簡略化、周辺装置との干渉リスクを低減し、信頼性が向上。

d.PCによる操作が可能

  ティーチペンダントに代わり、PCを制御装置に接続して操作が可能。また、PCのシミュレーションソフトを用いて各種動作を正確に設定。

※定格3kg:最大速度が出力可能な可搬質量の限度

③.発売日と販売目標

a.発 売 日 2021年3月
b.価  格 オープン価格
c.販売目標 2,000台/年(2021年度)

(2) MZ12H

①.狙いの市場・ニーズ

 一般産業機械分野:人手に頼っていた作業のロボットへの置き換え需要が拡大

②.特長

a.スマートなケーブル引き回し

  MZ12の特長はそのままに、当社独自の中空手首構造を新たに採用し、ロボット本体から各種ツールまでの配線・配管の引き回しを簡略化。周辺装置との干渉リスクを低減し、高い信頼性を実現。

mz12h

b.高い汎用性

  同一クラスではトップレベルの作業領域とパワフルな手首トルクで、大型ワーク・ハンドに対応し、バリとり、ピッキング、部品の組立・搬送など幅広い用途で使用可能。また、防塵防滴(IP67 相当)・防錆機能を標準装備し、粉塵、水滴が飛散する環境にも対応。

c.高速・高精度動作

  軽量化と高剛性を両立した設計で、クラストップレベルの高速・高精度動作(位置繰返し精度±0.04mm)を実現し、お客様の生産性向上に貢献。

③.発売日と販売目標

a.発 売 日 2021年3月
b.価  格 オープン価格
c.販売目標 3,000台/年(2021年度)
4.新商品の問い合わせ先
以上
問い合わせ先 (株)不二越 経営企画部
TEL:03-5568-5210
FAX:03-5568-5215
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