ものづくりの現場では、多種変量生産への対応、自動化などの顧客ニーズの多様化に伴い、工程を集約や、複合加工に対する期待が高まっています。
不二越は、２０１６年に建設機械・産業機械分野向け、工程集約型歯車スカイビング加工機GMS４５０を開発、２０１８年には自動車・減速機分野向けにGMS２００をラインナップに追加してきました。
今般、部品の高精度化・小型化が求められている電機・電子やEV、小型ロボット向け減速機などでの利用を想定し、よりコンパクトな複合加工機、スカイビングギヤシェープセンタGMS１００を市場へ投入しました。
■主要諸元
歯車加工の全プロセスを１台に集約
- スカイビング加工に加えて、ホブ加工から、旋削、穴あけまで、歯車部品の全加工プロセスを１台に集約。
ワンチャックによる加工を実現したことで、使用エネルギーを低減してカーボンニュートラルにも貢献します
高精度・高能率
- 新開発の高トルクスピンドルと、工具ホルダには工具取り付けを高精度化する保持機構キャプトを採用し、歯車精度JIS N５級以上を確保
設置スペース半減
- 複数の加工機械でライン構成した場合と比べて、設置面積を５４％削減
広い適用範囲
- 高剛性の機体と多軸同時制御機能により、タービンブレードなどの自由曲面の高精度加工を実現
操作性のよい機械
コンパクト設計でワーク、工具交換、段取り
作業が簡単
作業が簡単
